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【スポーツ】

エース伊藤、遠い「あと1点」 日本女子準V 卓球W杯団体戦

女子決勝の2戦目で中国選手に敗れ、引き揚げる伊藤美誠=東京体育館で

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 東京五輪のテスト大会を兼ねたワールドカップ(W杯)団体戦最終日は10日、東京体育館で決勝が行われ、女子は日本が中国に0−3で敗れ、初優勝はならなかった。中国は9連覇。

 ダブルスは石川佳純(全農)平野美宇(日本生命)組がストレート負け。シングルスは伊藤美誠(スターツ)が孫穎莎から2ゲームを先取したが逆転負けし、続く平野は劉詩ブンに0−3で敗れた。

 男子は中国が韓国を3−1で下し、8連覇を決めた。ダブルスは許キン、梁靖崑組が2−3で落としたが、シングルスで世界ランキング1位の樊振東が2勝を挙げるなど3連勝した。

◆丁寧温存されても3連敗

 第2試合のシングルスで最終の第5ゲームは10−7。マッチポイントを握った伊藤は、あと1点が遠かった。「急がず、しっかり落ち着いて決めることができれば全然変わっていた」。世界ランキング3位の孫穎莎に5連続得点を許し、一気に押し切られた。

 序盤は完全に伊藤のペースだった。動きに硬さの見られた相手に切れ味鋭いサーブが効いた。バックハンド側をしつこく突いてくる相手のロングサーブも冷静にさばき、2ゲームを連取した。

 風向きが変わったのは第3ゲーム。5−4からの5連続失点を機に6−11で奪われた。「いろいろと試したりできればよかった」。戦術やサーブにアクセントをつけられず、流れを失った。

 今大会の中国の登録選手は世界ランキング1〜3位と5位、6位の計5人。第1試合のダブルスでも石川、平野組が第3ゲームで10−7と先にゲームポイントを握ったが、10−12と逆転された。勝負どころで確実にゲームを奪えなければ、強敵ぞろいの中国の牙城は崩せない。

 五輪、世界選手権、W杯と団体戦の三大大会で中国戦の勝利は1971年を最後にない。今回も五輪女王の丁寧を温存した相手から1勝もできなかったが、伊藤は「中国選手は特別な存在ではなく、勝っていかないといけない」と雪辱を誓った。 (磯部旭弘)

 

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