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【スポーツ】

兎沢・前川、パラ内定 世界パラ陸上・女子走り幅跳び

東京パラリンピックの代表に内定した女子走り幅跳び(義足)3位の兎沢朋美=いずれもドバイで(共同)

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 【ドバイ=共同】パラ陸上の世界選手権第6日は12日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われ、女子走り幅跳び(義足T63)で20歳の兎沢(とざわ)朋美(日体大)が4メートル33で銅メダルを獲得し、4メートル13で4位だった21歳の前川楓(チームKAITEKI)と共に東京パラリンピック代表に内定した。兎沢は初で、前川は2大会連続の代表入り。

 男子100メートル(車いすT52)では、既に内定を得ている伊藤智也(バイエル薬品)が17秒41で3位に入り、2位だった9日の400メートルに続く表彰台。17秒52で4位の大矢勇気(ニッセイ・ニュークリエーション)は初のパラリンピック代表に内定した。

◆急成長 憧れつかむ 兎沢、競技始め2年で切符

 3位で東京パラリンピック代表に内定すると、ほっとして涙を浮かべた。「大学に入ってからこの大会のために全力を尽くしてきた」と兎沢。パラリンピックを目指して日体大に進んだのが2年前。本格的にスポーツをしたことのなかった逸材が、努力で才能を開花させた。

 初めての世界選手権。「大事にしよう」と臨んだ1本目で、4メートル29とまずまずの記録を残す。2本目で4メートル33を出して2位をキープ。後半は守りから攻めに転じてスピード感を出していったが、ファウルもあって伸ばせなかった。「もうちょっと上の記録を狙っていた」。悔しさはある。それでも3位に食い込んだ。

 骨肉腫で小学5年のときに左脚を切断。前向きになれない気持ちを変えたくてスポーツに打ち込んだ。日体大で競技を始めたころは、100メートルを2本も走れば足が痛んだ。そこから大会に出るたびに記録を更新する勢いで急成長した。憧れの東京の舞台を見据え「ハイレベルでも戦っていけるよう頑張りたい」と力強く語った。 (ドバイ・神谷円香)

 

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