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【スポーツ】

日本、金3銀3銅7獲得 世界パラ陸上閉幕

男子1500メートル(車いす)で、表彰台を独占する(左から)2位の上与那原寛和、優勝の佐藤友祈、3位の伊藤智也=ドバイで(神谷円香撮影)

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 【ドバイ=神谷円香】パラ陸上の世界選手権は15日、アラブ首長国連邦(UAE)の当地で9日間の日程を終え、閉幕した。日本は金3、銀3、銅7の計13個のメダルを獲得。4位までに与えられる東京パラリンピック代表の内定基準は15人がクリアした。

 最終日は男子1500メートル(車いすT52)で佐藤友祈(WORLD−AC)が3分39秒99で優勝し、2位の上与那原(うえよなばる)寛和(SMBC日興証券)、3位の伊藤智也(バイエル薬品)とともに日本勢が表彰台を独占した。佐藤は2大会連続で400メートルとの2冠を達成。女子400メートル(知的障害)は外山愛美(宮崎銀行)が1分1秒37で8位だった。

 2021年の次回大会は神戸市で行われる。国内では初開催。

◆ライバル不在の「一人旅」

 スタートから200メートル付近で先頭に立つと、あとはゴールまで一人旅。男子1500メートル(車いすT52)の佐藤は、2位の上与那原に16秒以上の大差をつけて圧勝し、世界記録保持者の貫禄を示した。

 出だしで飛び出した伊藤をすぐに捉える。並走して速さを確かめると、一気に突き放した。上与那原が「佐藤君は先に逃がして、伊藤さんと(2位狙いで)行くと事前に決めていた」と明かすほど、力の差は歴然だった。

 「独走状態になるのは分かっていた」。そう話した佐藤は「力と力の勝負をしたかった」と本音を漏らした。2016年のリオデジャネイロ・パラリンピック王者のマーティン(米国)が不在。リオで敗北を喫したライバルだ。雪辱を誓う佐藤が求めるのは、競り合いの末に勝つという経験だった。

 今回の記録は大会新。だが自身の世界記録には15秒近く及ばない。「東京では世界新記録で勝ちきりたい」と意欲に燃える佐藤には、2冠を決めたこの日のレースは少し物足りなそうだった。 (神谷円香)

 

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