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【スポーツ】

金谷、劇的イーグル アマ4人目V

トロフィーを手に笑顔の金谷拓実。史上4人目のアマチュア選手の男子ツアー制覇となった=太平洋クラブ御殿場で

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◇三井住友VISA太平洋マスターズ最終日

(17日・静岡県太平洋クラブ御殿場=7262ヤード、パー70)

 首位から出たアマチュア世界ランキング1位の21歳、金谷拓実(東北福祉大)が最終ホールで劇的なイーグルを決めるなど65で回り通算13アンダー、267で優勝した。男子ツアーでアマが勝つのは2011年大会の松山英樹以来で、倉本昌弘、石川遼らに続く4人目の快挙。

 ショーン・ノリス(南アフリカ)が1打差の2位となり、優勝賞金額の4千万円を獲得。通算8アンダーのY・E・ヤン(韓国)が3位。

◆松山以来8年ぶり

 息詰まる優勝争い。自らの強みを「勝負に徹すること」と語るトップアマチュアが、土壇場のイーグルで競り勝った。ノリスと並んで迎えた最終18番(パー5)。金谷の第2打は当たりが悪く「池を越えてくれ」と念じたという。しかしボールはグリーンに届き、傾斜を駆け上がってピン手前7メートルに。力んだ相手はグリーンをオーバー。ウイニングパットがカップに消えると、金谷は右拳を何度も振って喜びを爆発させた。

 「長くて苦しい1日だった」。9番で首位から陥落し、11番でノリスとの差は2打に。だが「諦めない」と12、15番で挽回し、16番では10メートルのパットを沈める。終盤7ホールで五つ伸ばす再逆転で、西日に輝く大きなカップを掲げた。

 身長172センチの平均的な体格で、際立つのは勝負強さだ。今大会の平均飛距離は全体40位の約284ヤードだがパーオン率は4位、平均パット数は3位と、ピンに近づくほど力を発揮する。東北福祉大の阿部監督は「松山(英樹)と金谷は、ショートゲームに関してはずばぬけている」と言う。

 4年前の日本アマで史上最年少優勝。大学で体を鍛え、体重は約10キロ増の72キロになった。昨年のアジア・パシフィック・アマ制覇、今回の優勝は松山以来で、最終ホールでのイーグルも大先輩と同じ。松山を筆頭に「(アマで)優勝した選手は活躍している」。世界一を目標に掲げる若武者は「そこに名前が入ってうれしい」と頬を緩ませた。

<かなや・たくみ> 5歳でゴルフをはじめ広島国際学院高2年だった2015年に日本アマチュア選手権で17歳51日の史上最年少優勝。18年アジア・パシフィック・アマチュア選手権を制して今年のマスターズ・トーナメントに出場し、予選を通って58位となった。172センチ。東北福祉大3年。21歳。広島県出身。

 

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