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【スポーツ】

協栄ジム活動休止へ オーナーと会長トラブル

一時代を築いた「亀田兄弟」(左から興毅、和毅、右端は大毅)とそろってポーズをとる金平会長(右から2人目)=2016年12月、東京都新宿区の協栄ジムで

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 老舗ジム「協栄ジム」(東京都新宿区)が活動休止することが6日、分かった。金平桂一郎会長は9日にもジム会長らで組織する東日本ボクシング協会に休会届を提出する。関係者によると、実質的なオーナーと金平会長の間でトラブルがあったという。日本のジムで最多となる世界王者13人を輩出した名門ジムが、いったん幕を閉じる。

 金平会長は本紙の取材に「断腸の思い。責任を感じている」と答えた。東日本協会と日本ボクシングコミッション(JBC)はともに「金平会長から連絡が来た。週明けにも正式な手続きをすると聞いている」と語った。

 協栄ジムは1959年、金平会長の父・正紀さんが前身となる金平ジムを設立。海老原博幸を世界王者に育て、西城正三は日本人選手として初めて海外で世界王座を獲得。具志堅用高は日本歴代最多となる13度の防衛に成功するなど、日本ボクシング界をけん引してきた。90年には旧ソ連のアマチュアトップ選手を獲得し、日本でプロデビューさせた。99年、正紀さんの死去により、金平会長が2代目に就任。坂田健史、亀田興毅、和毅らが世界チャンピオンに就いた。

WBA世界ジュニアフライ級で10度目の防衛をKOで飾った具志堅(左)=1979年10月、東京・蔵前国技館で

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 近年は会員数の減少などで、ジム経営は厳しかったという。91年に東京・大久保に鉄筋4階建てのジムを建てたが、2012年に売却した。

 現在、10人以上のプロ選手が所属している。ジムが休止した場合、国内で試合を行うためには、移籍先を決めなくてはならない。22日には亀田京之介、竹原毅が全日本新人王決勝戦に臨む。関係者は「この短期間で移籍ジムを探せるのか。あまりに突然のことで、試合を控えている選手たちがかわいそう」と話した。

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