東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

横浜M・仲川 初のMVP Jリーグ・アウオーズ

Jリーグの最優秀選手賞を受賞し、韓国からの中継でスクリーンに映し出された笑顔の横浜M・仲川輝人。手前は代理受賞するチームメート=東京都内のホテルで

写真

 Jリーグは8日、東京都内のホテルで年間表彰式「Jリーグ・アウオーズ」を開催し、最優秀選手賞には横浜Mの15年ぶりのJ1制覇に貢献した仲川輝人(27)が初めて輝いた。出場33試合で15ゴールを挙げ、2017年の小林悠(川崎)以来となる得点王とのダブル受賞を果たした。

 ベストイレブンには2位のFC東京からディエゴオリベイラ(29)や永井謙佑(30)、橋本拳人(26)ら最多6人が選出され、横浜Mからは仲川と並んで得点王となったマルコスジュニオール(26)や主将の喜田拓也(25)ら4人。神戸のイニエスタ(35)も初めて入った。

 ベストヤングプレーヤー賞は川崎の田中碧(21)。最優秀ゴール賞は6月30日に神戸のビジャ(38)が名古屋から奪った先制点に決まった。

写真

◆27歳 ハードワークで開花

 「遅咲き」と言われる27歳が、ひのき舞台でスポットライトを浴びた。初の最優秀選手賞に輝いた横浜Mの仲川。「自分の名前を刻めてうれしい。Jリーグを発展させていけるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 身長161センチと小柄ながら、小刻みなステップからの切れ味鋭いドリブルを武器に今季リーグ戦33試合出場で15得点。大車輪の活躍で優勝したチームを引っ張った。ボールを持って前を向くと、何かを起こしてくれそうな期待感を抱かせる。「びっくりしている」と受け止めたが、文句なしの受賞だ。

 川崎の下部組織出身。トップチームに上がれず、大学サッカーへ。プロ入り目前の専修大4年時、試合中に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。横浜M入団後もトップチームに定着できず、2度のレンタル移籍を経験。遠回りしたが、周囲への感謝の気持ちを攻守に奔走する「ハードワーク」で示し、はい上がってきた。

 今月、日本代表に初選出された。この日は、10日開幕の東アジアE−1選手権に臨むため、韓国からの生中継で喜びを語った。「厳しい日程の中で自分がどれだけやれるか示していきたい」。もうひと暴れして、飛躍の一年を締めくくる。 (唐沢裕亮)

◆同一クラブから初の得点王2人

 横浜Mの仲川とマルコスジュニオールが得点王に輝いた。これまでで最も少ない15得点での受賞だが、同一クラブから得点王2人は史上初。今季J1最多68ゴールを奪って優勝したチームを協力して支えた。

 漫画「ドラゴンボール」の登場人物の技を一緒に見せるパフォーマンスも話題になった。マルコスジュニオールは「テル(仲川)はうまい選手」と同僚を褒め「もっと点を決めて、またアウオーズに来たい」と喜んだ。

◆ベストイレブンにFC東京最多6人

 ベストイレブンには、初優勝にあと一歩と迫ったFC東京から最多6人が選ばれた。俊足を生かし、前線で攻撃を引っ張った永井は「チームに助けてもらい、このような賞をいただけてうれしい」と謙虚に喜んだ。

 一時は首位を独走したが、最後の3試合で2分け1敗と失速。GK林は「やっぱり優勝を目標にしていたので…」と悔しさもにじませ、ディエゴオリベイラは「来年は優勝できるように頑張る」と雪辱を期した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報