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【スポーツ】

箱根駅伝 厚底シューズ 大会を席巻 区間賞9人着用/相性悪い選手も

 超ハイペースのレースだった。青学大は大会記録を6分46秒上回る10時間45分23秒で総合優勝。2位の東海大も従来の最高記録を上回った。

 多くの区間で快走が目立ち、往路4区間、復路3区間の計7区間で新記録が誕生した。晴天で風も吹かず、気象条件が良かったことも一因だが、青学大をはじめ、ピンクやオレンジ、グリーンのナイキ社製の厚底シューズを履く選手が目立ったのも事実だ。

 カーボンファイバーを使用し、高反発をうたう厚底シューズは世界を席巻している。昨秋の東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)では男子の上位選手10人中8人を占めた。その波が学生にも押し寄せ、今大会の区間賞10人のうち9人が履いていた。

 昨年4月からナイキと契約した東海大の両角速監督は「レース後半の疲れているときでも膝を動かすと進んでいく。今大会は極端に失速する選手がいなかった。うまく動作がシューズに乗るとスムーズに進む感覚がある」と長所を挙げた。

 一方で「原因がわからないが」と前置きし「うちは膝や股関節などを痛める選手も多かった。ケアをしっかりして使いこなさないといけないと思う」と指摘する。「全ての人がプラスかと言えば、みんなが爆発的な走りをできているわけではない」とフォームなどによって、個人差があることを強調した。

 全選手に当てはまる「魔法のシューズ」というわけではなさそうだ。ミズノ社製で10区の区間新記録を樹立した創価大・嶋津は「自分が履きやすい靴を選んでいる。ナイキを履いたら、厚底すぎて接地がおかしくなった。走ってみて自分には合わなかった」と話している。 (森合正範)

今年2日のスタート。ほとんどの選手が厚底シューズを履いている

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昨年の1区スタート直後。シューズは選手によってバラバラ

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