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【スポーツ】

厚底シューズ禁止へ 「公平性保つため仕方ない」「早く結論を」

昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会で、厚底シューズを履いて力走する(左から)中村匠吾、大迫傑、服部勇馬

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 陸上の長距離界を席巻する米スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」を世界陸連が新規則で禁じると英メディアが報じ、日本の選手や関係者にも波紋が広がっている。東京五輪が半年後に迫る中、16日は早期の結論を求める声が出た。

 炭素繊維のプレートが埋め込まれ、高反発が売りのこの靴はトップ選手に浸透。マラソン日本代表に決まっている4人のうち、女子の前田穂南(天満屋)を除く3人が履く。鈴木亜由子(日本郵政グループ)を指導する高橋昌彦監督は「公平性を保つルールなら仕方がない」とした上で「五輪本番1カ月前に急に変えたりしないでほしい。動揺が走る」と訴えた。日本郵政は数社の靴を試してデータを比べ、ナイキのものでそろえている。

 代表の残り1枠を目指し3月1日の東京マラソンに臨む男子の設楽悠太(ホンダ)や井上大仁(MHPS)も履く。ナイキ所属の日本記録保持者、大迫傑はツイッターで「どっちでも良いからさっさと決めてくれーい」とつづった。

 競泳では2008年に英スピード社の水着「レーザー・レーサー」を着た選手が世界記録を連発。騒動の中で北京五輪を迎え、後に規定で制限が加えられた。当時を知る日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「大事なのは、五輪を迎えた時に全世界の選手が同じような条件でいけるかということ」と指摘した。

<陸上長距離の厚底シューズ> 2017年7月、米スポーツ用品大手ナイキからクッション性と反発力を備えた厚底の「ヴェイパーフライ」シリーズが登場。これを履き、男子マラソンで18年にエリウド・キプチョゲ(ケニア)が世界記録、設楽悠太と大迫傑が日本記録を更新。19年10月に女子マラソン世界記録を塗り替えたブリジット・コスゲイ(ケニア)も使用者。

 

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