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【スポーツ】

西野タイ躍進 26年W杯へ下地作り 「U23世代、経験積めば可能性」

タイ代表を決勝トーナメントに導き、サポーターの歓声を受ける西野監督=14日、バンコクで(共同)

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 タイで行われている男子のU−23アジア選手権で、日本代表の西野前監督が率いるタイは準々決勝でサウジアラビアに0−1で敗れ、上位3チームに与えられる五輪出場権を逃した。ただ、タイとしては初の決勝トーナメント進出を果たし、ホスト国の面目を保った。

 「2026年ワールドカップ(W杯)出場という大きな目標を掲げている。この世代がこういう経験を糧に成長してくれれば、可能性はある」。PKによる1点で惜しくも敗れた18日のサウジアラビア戦後、西野監督は語った。1968年メキシコ大会以来の五輪出場はかなわなかったが、将来を見据えた強化には手応えをにじませた。

 昨夏、フル代表と五輪チームの兼任で監督就任。日本では監督としてJ1最多の270勝を誇るが、「これまでの指導のアプローチを変えて、いろんなやり方をしている。ある切り口が見つかればすごく成長する選手たちかもしれない」と実績にとらわれずに新たな可能性を模索する。

 アジアの枠を超えて強化試合が組めず、東南アジアの近隣諸国に勝てば良しとするタイのサッカー界に対して、もどかしさはあるという。今大会の躍進を支えたスピードと技術に優れる前線のタレントは大きな収穫だったが、「原石は磨かないと光らない」と強調。協会には若年層の強化プラン確立や意識の変革も求めていくという。

 異国の地での挑戦に、ある程度の苦労は想定内。「覚悟とやりがいを求めて来ている。いろんな発見も逆に学ぶところもある」。そう話すと、表情には充実感が広がった。 (唐沢裕亮)

 

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