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【スポーツ】

岡田、2大会連続五輪 日本選手権 20キロ競歩

女子20キロ 1時間29分56秒で6連覇を果たし、東京五輪代表に決まった岡田久美子

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 東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は16日、神戸市六甲アイランド甲南大西側コースで行われ、女子は日本記録保持者の岡田久美子(ビックカメラ)が1時間29分56秒で6連覇を果たし、東京五輪代表に決まった。2大会連続の出場となる。

 岡田は序盤からレースを引っ張り、2位の河添香織(自衛隊)に3分19秒の大差をつける圧勝だった。

 男子は昨年の世界選手権覇者で既に五輪代表を決めていた山西利和(愛知製鋼)が積極的なレース運びを見せ、1時間17分36秒で初優勝を飾った。池田向希(東洋大)が1分31秒差の2位、6連覇を狙った高橋英輝(富士通)は歩型違反による罰則などもあって3位にとどまり、今大会で新たな五輪代表は決まらなかった。

◆6連覇達成 「女子にも注目を」第一人者の意地

 ゴールのガッツポーズも勝利の笑顔も控えめだった。岡田は6連覇の達成感や2大会連続五輪代表の喜びよりも、レース内容を反省した。「五輪選考レースで気負ってしまった。良い動きができなかった。15キロまで練習みたいなペースになってしまった」

 スタートと同時に一人旅となった。雨は降ったりやんだり。急に冷え込むこともある。難しい条件下のレース。その都度、手袋を外したり、ペースを上げたり落としたり。冷静な状況判断は岡田の強さといっていいだろう。

 2017年にはけがや体調不良が重なり、気持ちが沈む日々が続いた。「東京五輪があるから『もう1回やってやる』と思えた。集大成のつもりで毎日取り組んできた」。肉体改造で貧血も治まりつつある。筋力が付き、スピードもアップした。目標があるから頑張ってこられた。

 昨年の世界選手権では鈴木雄介(富士通)、山西が金メダルを獲得し、盛り上がりを見せる競歩界。層が厚く、若い選手も育っている。だが、注目されるのは男子ばかり。第一人者として「女子だって!」の思いが強い。

 「日本の女子は環境がいいのに甘い。甘さを払拭(ふっしょく)するため、自分が結果を残し続けることが大事。五輪ではメダルを視野に入れたい」。世界選手権は入賞だった。今夏は日本女子初の表彰台へ。自らの役割は分かっている。 (森合正範)

<おかだ・くみこ> 初出場した16年リオデジャネイロ五輪は16位。19年世界選手権で6位入賞。日本選手権は6連覇中。5000メートル、1万メートル、20キロの日本記録を持つ。埼玉・熊谷女高、立大出。ビックカメラ。158センチ、47キロ。28歳。埼玉県出身。

 

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