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【スポーツ】

大事なのは情熱 年数も年齢も関係ない 三浦知良、13年ぶりJ1

宮崎キャンプでシュートを放つ横浜FCの三浦知良=1日

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 「キング・カズ」がJ1に帰ってくる。2007年以来のJ1復帰を果たした横浜FCに所属する元日本代表FW三浦知良(52)は、21日のリーグ開幕へ向けて準備を進めている。負傷の不安もあるが「チームの中で機能しながら自分のプレーをしっかりして、ゴールまたは勝利で貢献できたら」と闘志を燃やす。

 1月28日に宮崎県日南市で始まった2次キャンプ。ジョギングではチームの先頭で引っ張る姿があった。練習後は列をなした大勢のファンに気さくに声を掛けながらサインに応じた。例年通りグアムで体を仕上げてきたが、臀部(でんぶ)痛のために調整は遅れ、状態が万全でないのは気掛かりだ。

 周囲は大幅な記録更新を期待する。本人は「年数や最年長(記録)はあまり重要ではない。どういう気持ちでトレーニングして、どういう情熱を持ってピッチに立てるかが重要」と年齢にとらわれないが、26日で53歳の三浦がJ1に出場すれば、12年に札幌の中山雅史がマークした45歳2カ月1日を大きく上回る。ジーコ(鹿島)の持つ41歳3カ月12日の最年長得点記録も塗り替えるのか。

 昨年、イスラエル4部リーグに73歳で出場したGKが「プロレベルの試合に出場した最高齢のサッカー選手」としてギネス世界記録に認定された。日本国内最上位リーグでの出場となれば、世界的にも注目されそうだ。ギネスといえば、三浦自身も17年にJ2で50歳14日で得点し「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」に認定されている。

 当時「このゴールが最後にならないように」と話していたが、18、19年は無得点。若手との争いで出番が減り、昨季は出場3試合にとどまった。07年以来となるJ1での試合出場や得点は高いハードルだ。

 それでもピッチ内外の影響力は変わらない。クラブの同僚で41歳の元日本代表MF中村俊輔は「紅白戦でもいいポジションを取って、ぱっと点を取る。いるだけで引き締まるし、学ぶところがある」と言う。Jリーグの村井満チェアマン(60)は「いつまでも頼ってはいけないが、カズはカズだから。試合に出て点を取ってほしいね」と、Jリーグを創設時から支えるスターの活躍を願う。

 横浜FCは23日に元スペイン代表の世界的MFイニエスタらを擁する神戸と初戦を迎える。チームは今季10位以内を目標とし、三浦は「厳しい戦いになるが、楽しみたい」。10代にブラジルでデビューしてから実にプロ35年目の新シーズンが間もなく幕を開ける。

 

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