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【望 〜都の空から】

鎌倉 誰もが楽しめる海

由比ケ浜沖から望む鎌倉市街地=本社ヘリ「あさづる」から(戸田泰雅撮影)

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 平年より遅い梅雨明けで、古都鎌倉にもようやく夏が来た。鶴岡八幡宮まで真っすぐに続く約1.8キロの参道「若宮大路」の起点・由比ケ浜は、日差しを待ちわびた海水浴客らでにぎわう。国内外から年間2000万人が訪れる観光都市で、海辺がひときわ活気づくシーズンだ。

 鎌倉の海水浴といえば、由比ケ浜に1887(明治20)年、日本初のサナトリウム「海浜院」ができたのが始まり。翌88年に「海浜ホテル」に衣替えし、89年に横須賀線が開業すると、東京から近い避暑地として人気を集めた。1914(大正3)年に刊行された夏目漱石の「こころ」で、主人公が先生を初めて見かけるのも由比ケ浜とされる。

 その由比ケ浜では今夏、バリアフリーの取り組みが進む。車いす利用者も含め誰もが楽しめる環境にと、約20軒の海の家とトイレをつなぐ木材の通路や、波打ち際まで続くマットが設置された。「由比ガ浜茶亭組合」の増田元秀組合長(58)は「車いす利用者やつえを使う高齢者、ベビーカーも相当増えている。すべての人に海を楽しんでほしい」と話す。 (北爪三記)

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