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【栃木】

篠山さん 50年の写真力 レノン、大震災…宇都宮で120点展示

ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんを写した作品の秘話を明かす篠山紀信さん=いずれも宇都宮美術館で

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 日本を代表する写真家篠山紀信(しのやまきしん)さん(77)の、これまでの活動を紹介する「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」が宇都宮美術館(宇都宮市長岡町)で16日から始まり、篠山さんが「ヘアヌードという言葉は、私の写真から期せずして生まれた」など作品にまつわる秘話をトークショーで披露した。 (蒲敏哉)

 展示されているのは、約五十年にわたり撮り続けたジョン・レノンや山口百恵さんなどのトップスターや、東日本大震災の被災者のポートレートなど約百二十点。

 トークショーでは、篠山さんが約百五十人の参加者を前に「写真は時代を写す鏡」として約四十点を解説。ニューヨークの川岸で撮ったジョンとオノ・ヨーコさんがキスをしている作品について「レコードジャケット用に五、六枚撮っただけだったが、ジョンが三カ月後に暗殺され、二人がそろった最後の写真として世界的に有名になった」と説明。

 三島由紀夫の死をイメージする作品には「男の死という場面を撮ってほしいと言われ、気が乗らずに撮っていたが、最後の撮影から一週間後、彼は市ケ谷の自衛隊で自決した。三島にとって自らの死をイメージするためのドキュメンタリーだった」と振り返った。

 若手人気女優だった宮沢りえさんが、ヌード写真集を突然発表し世間を驚かせた背景には「十八歳の聖女を撮りたいと思い、ダメ元で母親に相談したら思わずOKが出た」と笑いながら「面白い写真はぎりぎりのところで撮るのが重要」と撮影の秘訣(ひけつ)も披露した。

 展覧会は十一月四日まで。休館日は毎週月曜と今月十八、二十五日、十月九日(九月十七、二十四日、十月八日は開館)。観覧料は一般千円、大学生・高校生八百円、中学生・小学生六百円。問い合わせは宇都宮美術館=電028(643)0100=へ。

初日から多くの人が訪れた篠山紀信さんの写真展

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詰めかけたファンが持参した写真集にサインする篠山紀信さん(左)

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