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【栃木】

中秋の名月 雅な舞に酔う 宇都宮の蒲生神社で観月会

名月の下、大ダコも舞を奉納した蒲生神社の観月会=宇都宮市で

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 中秋の名月となった二十四日、宇都宮市の蒲生(がもう)神社で「観月会」が開かれ、幻想的な雅楽(ががく)や神楽にのって「恵比寿の舞」などが披露された。大きな月が天空に上がる中、約三百人の市民が松明(たいまつ)の下、繰り広げられる雅(みやび)な舞に酔いしれた。

 この神社は、江戸時代後期に前方後円墳という言葉を生み出し、皇室の陵墓保全を訴えた儒学者蒲生君平(くんぺい)が祭られ八幡山の森の中にある。学問・合格祈願に御利益があるとされている。

 八坂神社(同市今泉)の宮司葭田孝(よしだたかし)さんが、蒲生神社の宮司を兼務しており、八坂神社氏子により受け継がれてきた雅楽や太々神楽(だいだいかぐら)(市無形文化財)による観月会が例年催されている。今回で十五回目の開催。

 神社の特設舞台には、日光市の草月流創作華道家川村晃仙(こうせん)さんによるタケやススキなどを生けた巨大な月見飾りが設けられ、雅楽の演奏の下、地元の小学生の女児四人が厳かな巫女(みこ)舞を披露した。

 太々神楽では、江戸時代から伝わる面をかぶった舞手が、大ダコとヒョットコが、釣り上げたタイを取り合う「恵比寿の舞」や、「山の神の舞」を奉納。最後には縁起物の餅がまかれた。

 この日の夜は、雨天も心配されたが、雲間から、はっきりと名月が浮かび上がり、境内では、観客らが月見団子やけんちん汁を味わいながら演目を楽しんでいた。 (蒲敏哉)

 

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