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【栃木】

絶滅危惧種「サシバ」保護の輪、世界へ 市貝町で来年5月、国際サミット

大空を飛翔するサシバ(サミット市貝大会実行委提供)

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 絶滅危惧種のタカの仲間「サシバ」の保護の輪を世界に広げようと、サシバの繁殖地として知られる市貝町などは来年五月に「第一回国際サシバサミット」を同町で開催する。国内や台湾、フィリピンなどでサシバの保護・保全に取り組む研究者や市民らが活動報告して交流を図る。 (小川直人)

 サシバは国内や中国で繁殖し、沖縄・宮古島や台湾に渡って東南アジアで越冬する。自然豊かな里山を象徴するタカで市貝町は国内有数の繁殖地。だが、森林の減少や密猟などから国内への飛来数も激減。環境省のレッドリストで二〇〇六年に絶滅危惧種に指定された。

 サシバの保護・保全には、繁殖地と中継地、越冬地のそれぞれの市民や非政府組織(NGO)、行政の連携が必要だとして、国際的なサミットが企画された。

サミットの意義を語るアレックス・チオンコさん(中)=県庁で

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 サミットのPRのため、県庁で記者会見したフィリピンのNGO「ラプターウオッチネットワークフィリピン」のアレックス・チオンコ代表は「関係する国や地域が連携しなければ保護活動は成り立たない。繁殖地から越冬地まですべてでサシバが安心して暮らせるようにしたい」と話した。

 市貝大会実行委員会会長を務める同町の入野正明町長は「サシバに選ばれた豊かな自然を生かした農業や街づくりで地域を活性化したい。サミットは各地の住民らが交流できる場としたい」と意気込んだ。

 サミットは来年五月二十五、二十六日、市貝町役場多目的ホールなどで開く。日本自然保護協会や日本野鳥の会などとの共催で、基調講演やパネル討論、現地視察が予定されている。二〇年には宮古島市で、二一年にはフィリピンでも開催するという。

 

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