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【栃木】

伝統と個性 御朱印一堂に 県内82神社、真岡で7日まで展示

御朱印を見て回る来場者=いずれも真岡市の大前神社会館で

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 県内の82の神社でもらえる御朱印を一堂に集めた珍しい催し「御朱印展〜栃木の神社巡り〜」が、真岡市東郷の大前(おおさき)神社会館で開かれている。御朱印集めがブームとなる中、地域の伝統を守り続ける無名の神社に思いをはせてもらおうと、地元の県神社庁芳賀支部が主催した。個性豊かな「参拝の証し」を見ようと多くの人が訪れている。7日まで。(高橋淳)

ユズが目を引く八雲神社の期間限定の御朱印

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 御朱印はずらりと掲示され、文字の太さや色使い、配置の多様さが一目で分かる。同支部の七社で期間限定でもらえる御朱印も展示しており、八雲神社(茂木町)は「冬至奉拝」の文字とユズの実が目を引く。大前神社は、新たに国重要文化財となった本殿の地紋彫りの印が特徴だ。

 会場では写真撮影が認められており、思い思いにカメラやスマートフォンを構える来場者が目立った。壬生町から訪れた山野富江さん(72)は「みな個性があり、素晴らしいですね。とてもありがたい感じがします」と話した。

 神社巡りの経験が浅い人のために、御朱印の基礎知識をパネルで解説している。「室町末期〜江戸初期には存在し、元々は社寺に写経を納めた際の受付(うけつけ)印という説が有力」「観光目的の記念スタンプと異なり、朱印は宗教行為」「社寺や神仏の名が入っており、粗末に扱うべきではない」などと伝えている。

 人気を集めているのは、八十二社の住所や問い合わせ先、対応時間帯などの一覧表。御朱印がもらえる県内の神社のほぼ全てを網羅しており、多くの来場者が持ち帰っていた。

 御朱印とは別に、地元の神社については由緒、特徴的な行事などを詳しく紹介している。企画者の一人で大前神社の禰宜(ねぎ)、柳田耕史(やなぎたこうし)さん(41)は「この地域には過疎地に鎮座する神社が多い。伝統を守るためにも、御朱印展が地域と神社のことを考える契機になればうれしい」と期待している。

 開場は午前九時〜午後四時。入場無料。

 

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