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【栃木】

足利丸足地方卸売市場 現施設で最後の初競り

場内に競り人の甲高い掛け声が響いたマグロの初競り=足利市で

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 民営化一周年を迎えた足利市福居町の足利丸足(まるあし)地方卸売市場で五日、今年一年の盛況を願って初競りが行われた。十月からは新たに建設する施設での営業が始まる。一九七七年の開設から四十年以上、老朽化した現施設での最後の初競りに参加した関係者の思いはさまざまだった。 (梅村武史)

 和泉聡市長が「市民の台所を一致団結して守り抜いていきましょう」とあいさつ。「ハイ、チェーニー」「チェーロー」と競り人の甲高い掛け声が水産物の初競り会場に響き、数十本のマグロが次々と競り落とされた。今年の相場は例年並みだった。

 群馬県太田市で飲食店を営む伊羅子喜八郎さん(75)は四十年以上、同市場で仕入れをしてきた。「慣れ親しんだ市場だから寂しさはあるね」。青果部の初競りで乾杯の音頭を取った足利青果事業協同組合の島倉邦夫さん(70)は「市場に通って五十年。ここで育ててもらった。感謝の気持ちしかない」と話した。

 同市場は、一九七七年から市が土地を借りて運営してきたが、売り上げが減少して市財政を圧迫。昨年一月に「丸足足利海陸物産市場」が開設者の地位を引き継いだ。既存の施設を利用して営業を続けている。新施設は面積を半分に縮小し、国道293号に面した西側に商業施設を誘致する。同社の石内昭男社長は「春には具体的な計画を発表できる」と語った。

 

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