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【栃木】

絶滅危惧種・サシバの飛翔の姿、捉えた 市貝町でアマ写真家・宇井さん展示

ひなが飛び立つ姿を捉えた作品を見つめる宇井さん=市貝町で

写真

 絶滅危惧種のタカの仲間「サシバ」の写真展が、国内有数の繁殖地となっている市貝町の道の駅「サシバの里いちかい」で開かれている。町写真クラブに加わるアマチュアカメラマン宇井恒雄さん(67)が、五年にわたって、自宅周辺などで撮影した約二十点を展示している。二月六日まで。

 サシバは春に繁殖のために飛来し、秋にフィリピン方面に旅立つ。NPO法人などの二〇〇二年の調査によると、町周辺では四キロ四方の範囲で二十四のつがいが確認されている。

 町内には、V字に刻まれた里山の裾に棚田が広がる谷津田の風景が点在し、餌となる小動物が多いことから、絶好の生息地となっている。

 農業を営む宇井さんは、農作業の合間にカメラを携え、ひなのために獲物のカエルやスズメを口にくわえる親鳥などを撮影している。

 ひなが巣から初めて飛び立つ姿を捉えた作品は「飛翔(ひしょう)」のタイトルが付けられ、自信作の一つ。

 宇井さんは、ひながオオタカに狙われたときに、親鳥が「ピィー、ピィー」と威嚇する鳴き声も録音。会場で楽しめる。

 宇井さんは「サシバは警戒心が強いので、巣には近づかないで、望遠で狙っている。写真展を通じ、サシバが生息できる環境を少しでも守っていければ」と話す。入場無料。木曜定休。 (原田拓哉)

 

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