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【栃木】

空間放射線量を公開測定 那須 除染土埋め立て現場で

測定機の数値を確認する参加者=那須町で

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 環境省は二十九日、東京電力福島第一原発事故後の除染作業で生じた土(除染土)を埋め立て処分する実証事業を進めている那須町伊王野の現場で、空間放射線量を測定する作業を住民らに公開した。 (小川直人)

 事業では、現場の地中で保管していた除染土約三百五十立方メートルをいったん取り出し、深さ約二メートルのすり鉢状のスペースに遮水シートなどを敷いた上で埋め戻し、環境への影響を調べる。埋め戻しは昨年十二月中旬に終わっている。

 公開測定は、日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の専門家が立ち会って実施し、町民ら十四人が参加した。地上から一メートルに設置された測定機は毎時〇・一四マイクロシーベルト前後を示し、除染後の目標値となる同〇・二三マイクロシーベルトを下回った。町民も測定値を確認した。

 空間放射線量などのモニタリングは事業の準備が始まった昨年十月から続けられている。環境省の担当者は空間放射線量は埋め戻し前後でほぼ横ばいで、これまで最も高い地点で〇・二二マイクロシーベルト前後で推移していたと説明。大気中や浸透水の放射能濃度は、ほぼ検出下限値未満だったとした。

 参加した那須町の漁業の男性(75)は「地下水への影響が心配。今年は雨が少ないが、大雨や雪の影響がどう出るか調べる必要がある」と指摘した。環境省は作業状況やモニタリング結果を基に、実証事業の中間取りまとめ案を本年度内に作成するとしている。

 

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