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【栃木】

卒業証書作り最盛 厚く丈夫な烏山和紙 那須烏山の工房

紙すきの作業に追われる工房=那須烏山市で

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 卒業シーズンを前に、那須烏山市小原沢、福田製紙所の工房「和紙の里」では、県の伝統工芸品でもある烏山和紙を使った卒業証書作りが最盛期を迎えている。すき舟と呼ばれる水槽から、すだれを挟んだすき桁を手に、紙すきの作業に追われている。

 材料となるのは那須楮(こうぞ)。皮を煮て柔らかくしてたたいて綿状にしてから、紙をすい上げ、乾燥させる。冷え込みが厳しくなる時期が和紙作りに最適という。

 注文は、県内だけでなく、東京、神奈川、静岡などの小中学校、高校、大学などから寄せられる。二月末までに三万一千枚ほど仕上げる。烏山和紙は厚く、長期保存できるのが特徴で、卒業証書や照明用、壁紙のほか、最近では浮世絵の木版画用にも使われるという。

 経営する福田博子さん(49)は「手作りですが、同じ規格にするように心掛けています。子どもたちにとっては大切な証書なので、お祝いの気持ちも込めています」と話す。 (原田拓哉)

 

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