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【栃木】

八木節の躍動、全国に 足利女子高ダンス部と市連合会 「第19回地域伝統芸能まつり」に挑戦

稽古に熱が入る足利市八木節連合会と足利女子高ダンス部の合同選抜チーム=足利市で

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 足利発祥の民謡「八木節」を全国にアピールしようと、足利市八木節連合会と足利女子高校ダンス部が初めて合同選抜チームを結成し、東京都渋谷区のNHKホールで二十四日に開かれる「第十九回地域伝統芸能まつり」に挑む。本番が迫る中、チームの稽古にはますます熱が入っている。 (梅村武史)

 「トロンコ スットントン カカカッカ」−。今月上旬、市内で行われたリハーサル。足女ダンス部の十五人が、お囃子(はやし)の軽妙なリズムと掛け声に合わせ、振り付け指導を受けながら躍動する。一月上旬から稽古を重ねており、部長の五十畑日陽(いかばたひよ)さん(17)は「ダンスと動きが違うので難しいけれど、踊っていて楽しいので全国にアピールしたい。紅白歌合戦と同じ会場で踊れるなんて夢みたい」と胸を膨らませた。

 市によると、八木節は江戸末期〜明治初期、例幣使街道の宿場「八木宿」(現在の同市福居町)で遊女らが歌っていたものを、初代堀込源太が荷馬車を引きながら早口で歌い替えたのが始まりとされる。

 実行委員会が主催する同まつりは、二〇〇一年から開かれており、総務省、文化庁などが後援する。今回は「躍る」がテーマで八木節に白羽の矢が立った。

 主催者側の要望は「できれば若手中心のメンバー構成で」。足利市には市八木節連合会に登録する愛好会団体が十九あり、約三百三十人が活動しているが、高齢化が進んでいる。連合会は選抜メンバーに女子高校生を加えることで要望に応えた。

 連合会副会長で市内の八木節会館の館長羽川照男さん(69)は「八木節の踊りはお百姓さんの所作が元。腰を曲げたり、がに股になったりと若い女性に敬遠されると思っていたが、女子高校生のみなさんは熱心にやってくれている」と思わぬ収穫に喜び、後継者不足の解消も期待した。

 同まつりには、八木節の他に盛岡市の「盛岡さんさ踊り」、秋田県鹿角(かづの)市の「花輪ばやし」、長崎市の「長崎くんち 龍踊(じゃおどり)」など計八演目が上演される。NHK・Eテレで三月十七日午後二〜三時半に全国放送される予定。

 

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