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【栃木】

県天然記念物の三葉つつじを後世に あす、雑木除去作業で愛護団体ボランティア募集

3月下旬から4月上旬に開花するミツバツツジ(小俣三葉つつじ自生地愛護委員会提供)

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 ミツバツツジが分布する国内北限の地で県天然記念物に指定されている足利市小俣町の「三葉つつじ自生地」で三日、地元住民らでつくる愛護委員会が、雑木や雑草を取り除く活動をする。育成環境を守るために始めて今年で十一年目。一時は木が激減していた山腹は三月下旬〜四月上旬になると赤紫色に染まり、かつての面影を取り戻しつつある。委員会は「美しい地域の宝を後世に残したい」と、活動に協力してくれるボランティアを募っている。 (梅村武史)

 ミツバツツジはツツジ科の低木。近畿から関東の太平洋側の山間地に育つ。古くから小俣町にある標高約百メートルの山の西斜面約一千平方メートルに自生していた。国内では北限、県内では唯一の自生地でもあることから一九五五年、県の天然記念物に指定されている。

 以前は雑木が生い茂って木が激減していたが二〇〇八年、山の所有者が市に土地を寄贈したことを機に、地元住民や自然愛好家ら三十七人が「小俣三葉つつじ自生地愛護委員会」を結成。毎年三月に整備活動を続けてきた。今では三十〜四十本のミツバツツジが花をつける。

 地元で育った吉田好一委員長(78)は「子どものころ、ツツジを折ると頭がおかしくなると厳しく教えられた。斜面中腹に成田不動尊がまつられ、神聖な場所として地域を挙げて大切にしてきた場所です」と話す。

 悩みは平均七十歳超という委員会メンバーの高齢化。雑木や雑草を取り除く作業は重労働で、吉田委員長は「若い人の力をお借りしたい」と呼びかける。

 ボランティア希望者は三日午前八時に軽装で現地集合。場所は恵性院(えしょういん)の南約百メートル、新清水川橋の北約百メートル。作業は午前八時半から正午まで。雨天時は十日に延期する。昼食を提供する。問い合わせは吉田委員長=電090(1119)9253=へ。

三葉つつじ自生地について語る吉田好一委員長=いずれも足利市小俣町で

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