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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>これからの10年 「グローカル」で世界進出

記者発表後、写真撮影に応じる選手たち。彼らがそれぞれの目標を達成することが2020年の東京五輪、そしてその先のチームの挑戦につながっていく=2月23日、宇都宮市で

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 自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンは二月二十三日、宇都宮市内で今季のスローガンと目標、今後の運営方針を記者発表した。

 今季、チームが掲げるスローガンは「Be STRONG(ビー・ストロング)」。

 「強くあれ」との意味を持ち、昨季に国内ツアー戦のJプロツアーで四年ぶり三回目の総合優勝を飾り、国内では確固たる地位を築いた現状に満足することなく、さらなる強さを求めるという思いが込められている。

 そして、目標は「個人目標の達成」と「オリンピック選手輩出」。

 選手一人ひとりが掲げる目標を達成できればチームは確実にレベルアップし、二〇二〇年に控える東京五輪への選手輩出も可能であると考える。

 また、運営会社の柿沼章社長からは、チーム創設十一年目となる今年からの、新たな十年間に向けた「グローカル・ビジョン」という運営方針が発表された。

 グローカルとは「グローバル」と「ローカル」を合わせた造語。自転車安全教室をピラミッドの底辺に、下部育成チームからトップチームまでを擁する地域密着型チームという、世界の自転車界でも珍しいモデルを熟成、成長させて世界へ進出、発信していく。

 これまでの国内ロードレース界は、欧州をはじめとする本場の形式や流行にならってきた。しかし、その本場のトップチームはスポンサーの撤退や参入が繰り返され、決して安定しているとは言えない状況だ。

 ロードレース途上国のいち地域密着型チームが、グローカルという新たなチーム運営モデルで世界に進出する。ブリッツェンは、これまで「輸入」するしかなかったノウハウを逆に「輸出」する、とてつもない挑戦をしようとしている。

 

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