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【栃木】

給食費助成、体育着無償化… 子ども未来基金 矢板市、今月創設

 矢板市は、学校給食費の一部助成といった子育て支援策を展開するための「子ども未来基金」を今月中に創設すると発表した。子ども医療費助成制度で、県内の多くの市町が窓口の支払いを不要にする対象年齢を引き上げる中、矢板市は引き上げない代わりに、基金に四千五百万円を積み立て、多様なニーズに柔軟に対応することを目指す。 (小川直人)

 市は基金の使い道として、学校給食費の一部助成(千四百万円)、小中学校の新入生への体育着無償配布(七百万円)、おたふくかぜ予防接種の全額助成(二百六十万円)などを例に挙げて、保護者らにアンケートを実施している。

 市の子どもの医療費助成制度は、県の制度の通り未就学児まで窓口の支払いが不要。小学生から高校三年まではいったんは医療費を支払い、後日還付する「償還払い」を採用している。

 市が、対象を拡大している近隣市町の医療費の伸びを基に試算したところ、窓口の支払いを中学三年まで不要にすると年間四千五百万円、高校三年まででは同六千二百万円、市の負担が増加する。受診率が上がることに加え、県の補助が制度上、減ってしまうことなどが要因という。

 厳しい財政状況を踏まえ、市は対象年齢引き上げの代替策として、基金創設を決定。医療費助成制度を拡充した場合に必要な四千五百万円を基金に積み立てる。市議会三月定例会に関連条例案を提案した。

 斎藤淳一郎市長は「償還払いでも利便性を高める余地はあり、それに取り組む。市民には基金による新たなサービスの展開も含めて理解してもらえれば」と説明している。 

 

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