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【栃木】

「男性も積極的に参加を」 佐野で10月「日本女性会議」 藤井実行委員長に聞く

日本女性会議への思いを語る藤井佐知子実行委員長=宇都宮市で

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 男女共同参画をテーマにした国内最大級のイベント「日本女性会議」が十月二十五日から三日間、佐野市で「ようこそ!『人生100年時代』さあ、共に語り、絆結ぼう。」をキャッチフレーズに開かれる。「女性だけでなく男性の積極的な参加も期待している」と話すさの大会実行委員長の藤井佐知子・宇都宮大副学長(60)=教育行政学=に、会議の意義や狙いなどを聞いた。 (梅村武史)

 −キャッチフレーズに込めた意味は。

 「平成から年号が変わる時代の節目に、超長寿社会での生き方について男女共同参画の視点から考えていきたい。一つ目の仕事が終わっても人生は長い。次を自ら選んでもう一度生きられる時代が来た。ボランティアをしたり、学校に入り直したり、社会貢献を始めたり…。会議の中で新しい生き方を考えたい」

 −過去の会議では参加者の八、九割を女性が占めている。今回、男性の参加を強く呼び掛ける理由は。

 「これまで『余生』と言われてきた活動の主役は女性だった。男性はリタイアしたら元気がなくなってしまう。これからはダイバーシティ(多様な人材を積極的に活用しようという考え方)。男女シニアが手を携えて沈みがちな日本を活性化させたいという思いがある」

 −佐野で開催する意義は。

 「三十六回目となるが、過去はほとんどが県庁所在地など大都市で開かれてきた。今回は地元の民間団体の熱意と大会会長を務める岡部正英市長のリーダーシップで実現した。人もお金も少ないが、小さな街が頑張っているところを全国に発信したい。おもてなしの心を大切に温かみのある催しになるとうれしい」

 −今回の日本女性会議に期待するものは。

 「出会いと気付き。全国からさまざまな考えの人が集まる年に一度のフェスティバルで、一つの結論を出す場ではない。参加者個々が学んだことを持ち帰って次の取り組みにつなげてほしい。継続していくことが大切です」

◆ボランティアを募集

 実行委員会は、大会を支えるボランティアを募集している。対象は15歳以上で、会期中の10月25、26日の2日間に、会場や沿道で案内や受け付け業務、資料配布などを行う。

 希望者は、大会のホームページや佐野市内の公共施設で入手できる所定の事前登録用紙を実行委事務局に提出する。持参、郵送のほか、ファクス、電子メールも可。詳細なボランティアの内容が決まる4月下旬以降、事前登録者に正式な登録用紙が配布される予定。

 ボランティアにはユニホームを配布し、当日の弁当を支給。募集は7月1日まで。問い合わせは事務局の佐野市人権・男女共同参画課=電0283(61)1140=へ。

◆さの大会「地域力」など分科会

 さの大会は10月25日に分科会があり、「地域力」「健康」「グローバル」「居場所づくり」「子育て」「格差」など九つのテーマに分かれて参加者が意見交換する。26日は、佐野市内のエクスカーション(体験型の見学会)や記念講演など、27日は県内のエクスカーションを予定している。

 会場は市文化会館や佐野日大短大など。6月ごろから参加者を募集する。

<日本女性会議> 全国から参加者が集い、男女共同参画社会の実現に向けた課題の解決策を探るとともに、参加者の交流の促進や情報のネットワーク化を図る国内最大級の女性会議。1984年に第1回大会が名古屋市で開催されて以降、全国各地に会場を移して年1回開かれている。75年、国連が「平等・開発・平和」の理念で「国際婦人(女性)年」を宣言、その目標達成のための「国連婦人の10年」を定めたのが契機となった。佐野市の開催で36回目。県内では96年の宇都宮市に次いで2回目。

 

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