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【栃木】

春恒例 ヨシ焼き 9200人が見守る 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地のヨシ原に広がる炎と黒煙=栃木市で

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 栃木、群馬、埼玉、茨城の四県にまたがる渡良瀬遊水地で十六日、春恒例の「ヨシ焼き」が行われた。ヨシ原が炎に包まれる光景を一目見ようと、約九千二百人が訪れ、菜の花が咲く外周の堤防から見守った。

 渡良瀬遊水地に広がるヨシ原は国内最大級の約千五百ヘクタール(東京ドーム三百二十個分)。午前八時半、地元住民らの火入れで枯れたヨシがめらめらと燃え始め、広大な湿原が真っ赤な炎に包まれた。黒煙が日光をさえぎるほど高く立ち上り、大量の灰が空から降ってきた。一日でヨシ原の約八割を焼いた。

 ヨシ焼きは一九五〇年前後に始まったとされる。周辺地域の農作物に被害を及ぼす病害虫を駆除するとともに、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されている渡良瀬遊水地の環境を保全する役割がある。ヨシズ農家や周辺自治体の関係者らでつくる渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会が主催した。

 家族で見学に訪れた栃木市立岩舟小二年、田口心大朗(しんたろう)君(8つ)は「見ているだけで顔が熱くなった。すごい迫力」と話していた。(梅村武史)

 

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