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【栃木】

公示地価 宇都宮、小山が2年連続上昇 工業地は27年ぶり

地価公示の商業地で県内最高価格となった地点=宇都宮市で

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 国土交通省が十九日発表した今年の地価公示(一月一日現在)で、県内関係では宇都宮市と小山市の住宅地の地価が二年連続上昇し、商業地でも宇都宮市が三年連続、小山市が二年連続で上がった。県内全体の地価は、二十七年連続での下落となったが、下落幅は縮小傾向が続いている。専門家は「JR宇都宮線沿いの利便性などで、住宅地中心に堅調な需要が価格を支えた」と分析している。 (原田拓哉)

 住宅地の一平方メートル当たりの平均地価は三万五千円で、下落率は0・7%だった。地価が最も高いのは、宇都宮市宿郷5の地点で、十二万七千円。調査地点となった二〇〇二年から最高値が続く。上位五地点はいずれも同市内が占めた。

 市町別の平均変動率は宇都宮市と小山市が共に0・3%の上昇を示した。下げ幅が大きかったのは、茂木町のマイナス3・0%、矢板市のマイナス2・7%などだった。

 商業地の平均地価は七万六百円で下落率は0・5%だった。地価の最高地点は、宇都宮市池上町の地点の三十一万九千円。一二年に調査地点になって以降、連続して最高価格となっている。住宅地と同様、上位五地点は同市内が独占した。

 市町別の平均変動率は、宇都宮市が0・7%、小山市が0・2%アップし、下野市、野木町、高根沢町がよこばいだった。

 工業地の変動率は0・2%アップと二十七年ぶりに上昇に転じた。

 工業地が上昇に転じたのは、関東地方を中心に物流分野などで工業団地の需要が高まっているためという。

 県内の調査地点は、全二十五市町で住宅地三百五十、商業地九十六、工業地二十の計四百六十六地点。全地点の平均変動率は0・6%の下落となったが、下落幅は七年連続で縮小した。

 調査継続地点での上昇地点は九十三地点、横ばい七十地点、下落二百九十八地点だった。

 地価公示に関わった不動産鑑定士森田信也さんは「宇都宮市の地価の上昇要因は、JR宇都宮駅東口の再開発や、LRT(次世代型路面電車)の整備効果も考えられる。県北や県東部の中山間地では、人口流出などで好転の兆しが見えない」と分析している。

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