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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>今季開幕2連戦 外国人選手に力負け

次の展開に備えてまとまって走るブリッツェンの選手たち。強力な外国人選手に対抗するにはチームワークが不可欠だ=17日、静岡県伊豆市で

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 自転車ロードレースの国内ツアー戦、Jプロツアー(JPT)の今季開幕ラウンドとなる「修善寺ロードレース」の第一戦が十六日、第二戦が十七日、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開催された。

 昨季、JPTで四年ぶり三度目となる総合優勝を飾った宇都宮ブリッツェンは、連覇に向けて幸先の良いスタートを切りたいところ。

 しかし、キャプテンの増田成幸選手は日本代表として国際自転車競技連合(UCI)公認の国際レース「ツール・ド・台湾」に出場するため不在。また、膝痛のある堀孝明選手も大事をとって出場を見合わせ、最大出走人数の八人に満たない六人で出場することになった。

 レースは、今季新加入したマトリックスパワータグの外国人選手二人が、それぞれ優勝。また、三年ぶりにJPTに復帰したTeam UKYOの選手も、ほとんどが上位に名を連ねた。

 一方、ブリッツェンは第一戦は鈴木龍選手の二十二位が最上位。第二戦は全員がタイムアウトでリタイアとなり、二戦ともに完敗。以前に本欄でも書いた通り、初戦から厳しい戦いになった。

 この結果は、二人少ない数的不利な状況があったとはいえ、完全な力負けと言わざるを得ない。今後は、個人の力では太刀打ちできない外国人選手に対して、チーム力でどう対抗していくかが鍵になる。各選手の調子は悪くないので、早期の巻き返しに期待したい。

 最後に、第二戦では審判の判断ミスで、ほとんどの選手がタイムアウトになる事態が起きた。レース展開を考慮せずに、トップから一定のタイム差がついた選手をリタイアとしたため、先頭を追う後続集団の激しい順位争いが見られずに終わった。

 二〇二一年の新リーグ発足に向けて、今季から会場の雰囲気などは一気に華やかになっただけに、主催の全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)には、本質の「魅力あるレース」を、もっと意識してほしいところだ。

<レース概要> 日本サイクルスポーツセンター内にある上りと下りが厳しい1周5キロのコースで開催。第1戦は12周、第2戦は24周で争った。同施設では20年東京五輪で自転車競技のトラックとマウンテンバイクが開催される。

 

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