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【栃木】

無着色リキュール「定番」に 宇都宮の元バーテンダー 国産農産物の魅力伝える

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 リキュールを通して国産農産物の魅力を伝えようと、宇都宮市の元バーテンダー原百合子さん(36)=写真=が地元産のイチゴなどを使った無着色リキュール作りに取り組んでいる。製造・販売会社を設立し「ウイスキーやジンに並ぶ、バーに置かれる定番ボトルにしていきたい」と意気込む。

 リキュールは、焼酎などの蒸留酒に果物やその皮、花やハーブを漬け込んで作る。ユズ、ミカン、落花生に黒豆−。多彩なラインアップや香りの高さが好評で、原さんのリキュールは東京を中心に全国各地のバーや酒屋で取り扱われている。

 原さんは二〇〇五年に大学を卒業後、市内の老舗バーに就職してバーテンダーの修業を始めた。一般的な着色された輸入品を使う中で「無着色の、果物から作った国産のものがあってもいいのでは」と思い立ち、一二年に開業した自身の店でリキュールを仕込んで出し始めた。

 農家を回って新たな材料を見つけ、種類を増やすうち、自家製リキュールが店の看板に。全国に届けようと、製造への参入を決意し、昨春に「栃木リキュール」を設立。十月には酒造免許を取得した。

 素材の魅力を生かそうと、組み合わせを試行錯誤する。主力に据えるイチゴのリキュールは、商品ごとにラベンダーや桜などと組み合わせ味や香り、色に変化を付けた。

 さらに商品の幅を広げるため、昨夏の西日本豪雨で被災した愛媛県宇和島市のかんきつで試作するほか、長野県のシラカバ樹液も検討している。原さんは「ゆくゆくは四十七都道府県全ての特産で作ってみたい」と夢を語った。

原さんが商品化した国産農産物のリキュール=いずれも宇都宮市で

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原さんが作ったイチゴのリキュールを使ったカクテル

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