東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

未来の「Uターン」期待 県外進学希望の高校生に 地元企業紹介

宇都宮南高で試行されたイベントで、仕事の体験をする生徒ら=宇都宮市の県立宇都宮南高校で

写真

 宇都宮市は、県外の大学などへ進学する高校生の将来的なUターン就職を促進するため、進学希望の市内の高校生に地元企業を紹介するイベントを、七月に市内で開く。高校生の段階から地元企業について理解を深めておくことで、市内での就職を将来の選択肢に加えてもらう。企業の若い人材の確保にもつなげる。 (原田拓哉)

 市によると、進学希望の高校生を対象にしたUターン就職促進イベントは、県内の自治体で初めて。七月十一日に、市内の県立宇都宮産業展示館マロニエプラザで開く。市内に本社などがある五十社程度の参加を見込む。

 高校生が就職について具体的なイメージを描けるように、参加企業を「食べもの」「ものづくり」「まち・お金」などのキーワードでグループ分けし、担当者が仕事の内容などを説明するほか、高校生には実際に仕事体験を通じて、魅力に触れてもらう。

 高校生は一、二年生に参加を呼びかける。保護者向けに専門家を招いた講演会も予定し、今の就職事情などを紹介する。

 就職促進イベントは昨秋、モデル事業として県立宇都宮南高校の二年生を対象に試行した。

 参加者にアンケートしたところ、地元就職について「第一志望に考えていた」「将来の選択肢の一つに考えていた」の回答がイベント前は合わせて五割程度だったが、イベント後には七割を超えた。

 市が本年度に行った「高校生の就職意識調査」によると、地元で働きたくない理由について、三割が「入社したい会社がない」と回答。将来就きたい職業は「医療」「教育」「官公庁」など、一部の分野に偏った傾向があった。

 市商工振興課の担当者は「就職を考える時期を迎えた時に、地元にこんな企業があったと、思い出してもらえれば」と話す。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報