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【栃木】

新元号「令和」に期待ふくらむ 典拠の万葉集を展示 6日から足利学校

足利学校が所蔵する万葉集の典拠部分=いずれも足利学校で

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 一日に発表された新元号の「令和(れいわ)」を県民らは、さまざまに受け止め、五月に始まる次の時代に思いをはせた。

 元号の由来となった多くの書物を所蔵している、足利市昌平町の史跡足利学校は「令和」の典拠となった万葉集の収蔵を調べたところ、江戸時代後期に木版印刷された全二十巻があるのを確認した。六日から五月二十六日まで特別展示する。

 木版印刷物で一八〇五年の刊行。幕末〜明治初期に足利で活躍した勤皇派の南画家、田崎草雲(一八一五〜九八年)の遺品を管理していた蓮岱(れんだい)会が、一九〇四年に学校内の遺蹟(いせき)図書館に寄贈したものという。

 職員たちはテレビで菅義偉官房長官の記者会見を見守った。典拠が発表されるとさっそく確認作業を始め、同図書館収蔵書の中から全二十巻を見つけた。

 足利学校は、中国の書物や平安時代末期以降の国内の古い書物など、国宝を含む約一万七千冊を所蔵し、元号の由来となった書物の約八割がある。

 大沢伸啓所長は「従来の漢書からではなかったが、所蔵していてホッとしました。内外の古書を大切に集めてきた先人に感謝です」と話していた。

 学校は来館者に「祝 新元号令和」と大書した号外を手配りした。埼玉県草加市から訪れ、号外を受け取った主婦、神田章江さん(39)は「字の形も発音したときの音も美しいですね」とニッコリ。

 足利市文化財専門委員会委員長の菊地卓さん(74)は「典拠先がユニークでした。多くの人が万葉集をひもとき、美しい日本の言葉に触れるきっかけになれば、うれしい」と話していた。

 展示の問い合わせは学校事務所=電0284(41)2655=へ。 (梅村武史)

新元号決定の号外を手にする来館者ら

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◆福田知事が談話「新しい時代に ふさわしいもの」

 福田富一知事は、新元号が「令和」に決まったことを受けて「これからの新しい時代の元号として、ふさわしいものと思う。『平成』と同様、広く国民、県民の皆さんに受け入れられ、深く根差していくことを願っている」との談話を発表した。

 

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