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【栃木】

空き店舗→集会所に変身 宇都宮 宇大など産官学が協働

集会所に生まれ変わった空き店舗=宇都宮市で

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 宇都宮市東峰町の住宅地にあった古い空き店舗が、産官学の協働で、地域の集会所に生まれ変わった。市と宇都宮大、廃材などを有効活用している市内の建設業者が2017年にプロジェクトをスタートさせ、改修していた。プロジェクトの参加者は「住民の交流の場になれば」と期待を寄せる。(原田拓哉)

 木造平屋の店舗は、たばこ店やクリーニング店として親しまれてきたが、後継者の不在により、十年近く前から空き店舗に。所有者の好意で、地元の東峰西自治会の会合などで利用されていたが、築五十年ほど経過して老朽化が進み、雨漏りなどもあった。

 所有者から「地域のコミュニティーの場に活用してほしい」という要望もあり、市と宇都宮大地域デザイン科学部、市内の建設・産廃業「ピースノート」の三者が一七年、店舗の屋号「とみくら商店」を冠した「とみくらみんなのリビングプロジェクト」を発足させ、集会所へと生まれ変わらせる工事に乗り出した。

 宇都宮大の学生たちが企画と設計案を考え、同社の建築士など専門家らがアドバイスを加えた。同社は廃棄されたコンテナをカフェなどに活用する事業も行っていることから、空き店舗の改修工事で出た柱などの廃材は、テーブルやいすなどに再利用した。

 改修費の多くは、同社が地域貢献の一環として負担し、プロジェクトで調整役を担った市が一部を補助した。

 「とみくらみんなのリビング」と名付けられた集会所は、百三十平方メートル。店内を三つの部屋と台所に分けていた仕切りは取り除き、ワンフロアにした。外観は学生のアイデアを生かし、木のぬくもりを感じさせるデザインとなっている。

 同社の河村公威(きみたけ)社長は「自治会は高齢化が進んでいると聞くが、幅広い年代が集まる場として、地域に役立てば」と話す。

 

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