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【栃木】

市松模様 鮮やかに 日光・伊大使館別荘記念公園 今月リニューアルオープン

イタリア大使館別荘記念公園本邸1階のリビング=いずれも11日、日光市で

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 日光市の中禅寺湖畔にあるイタリア大使館別荘記念公園が今月、リニューアルオープンした。公園の中心である別荘本邸の外壁の木板や杉皮を張り替え、シンボルとされる白と焦げ茶色の市松模様を鮮やかに再生。湖周辺は主に戦前、日本駐在の各国外交官が訪れた避暑地として知られ、県は「外国の大使らが親しんだ湖の風景を楽しんで」とアピールする。

 標高千二百メートル超の同湖畔は明治から昭和初期、豊かな自然と冷涼さを求め、各国大使館が相次ぎ別荘を建てた。県によると、イタリア大使館別荘は建築家アントニン・レーモンドの設計で昭和初期に完成。一九九七年まで歴代大使が使った。

 県が公園として整備し、二〇〇〇年に一般公開した。本邸はソファのある居間、暖炉、書斎などがある木造二階建て。壁や天井は色味の異なる木板や杉皮を張った和柄で、和洋折衷が特徴だ。国の登録有形文化財でもある。スタッフの田中勇さん(69)は「日本の様式を外国人の感覚で取り入れた」と魅力を語る。

 外壁は腐食が進み、昨夏以降、邸内の展示を続けながら改修していた。副邸は「国際避暑地歴史館」とし、国際的な社交の場となった同湖の歴史を写真などで紹介する。

 昨年、女優吉永小百合さんが出演したJR東日本のテレビCMで、隣接する英国大使館別荘記念公園が登場し、この地域が再注目された。イタリア大使館別荘記念公園でも、開館期間(四〜十一月)の昨年の本邸入場者数は、前年同期比約三割増となった。六月には遊覧船の桟橋が近くにできる予定だ。

外壁を張り替えた本邸

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