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【栃木】

学生「一つでも夢実現」 宇都宮中心市街地の活性化策

学生が研究テーマを発表した創造都市研究ゼミ=宇都宮市で

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 宇都宮市にある宇都宮共和大、作新学院大、文星芸術大の学生12人による「創造都市研究ゼミ」の活動が始まった。各大学の特色を生かし、主に市の中心市街地のまちづくりや活性化策を探る。約1年で成果をまとめ、行政などに提言する。 (小川直人)

 参加した学生は、宇都宮共和大でまちづくりを、作新学院大で経営学を、文星芸大で芸術や文化をそれぞれ学ぶ二、三年生。ゼミは二月下旬に発足。各大学の学生を混成した三つのグループが今月五日、同市のまちづくり交流センター「イエローフィッシュ」で、これから本格的に進める研究計画を発表した。

 研究のテーマは「若者や外国人が起業しやすい環境の整備」「大谷石による景観づくり 大谷石カフェの出店」、開業を目指す人が試験的に出店する「チャレンジショップ」を集めた「チャレンジショップ村開設によるにぎわいづくりの創出」。各グループが予備調査の結果を踏まえて計画の概要を説明し、行政や商工関係者、起業支援の専門家らから助言を受けた。

 「景観づくり」のグループは、市中心部の課題として「宇都宮ならではの景観が見当たらない。シンボルが分からない」と指摘。大谷石で造る「石カフェ」の開設を先駆けにして、大谷石で市中心部の景観に統一感を持たせる方法を検討するとした。

 専門家らからは「石カフェを開設するなら(インターネットで資金を募る)クラウドファンディングの手法もある。若い人の手で実現できる方法を考えてみてほしい」などの意見があった。

 「起業環境」のグループは、補助制度の周知不足や起業に関する審査の厳しさを課題に挙げた。「チャレンジショップ村の開設」のグループは「ギョーザやジャズなど宇都宮の良さが詰まった場ができたら」と説明した。

 文星芸大から参加している車塚穂乃香さん(20)は「それぞれまだ夢物語のような段階だと思うが、何か一つでも実現できたら良い」と話した。ゼミを担当する宇都宮共和大専任講師の西山弘泰さん(35)は「若い学生たちが動くことで、行政や地域が動く可能性もある」と学生たちの発想や行動力に期待を寄せた。

 ゼミは月一回程度、全体で集まって情報共有や議論を進める。年末に提案の発表会などを予定している。

 

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