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【栃木】

人と人のつながり描いた昭和の記憶 佐野の安藤勇寿美術館で新作展

大作「包丁の使い方」について語る安藤勇寿さん=佐野市で

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 昭和の原風景を色鉛筆で描き続ける児童画家、安藤勇寿(ゆうじ)さん(67)の新作原画展が佐野市御神楽町の「安藤勇寿『少年の日』美術館」で開かれている。安藤さんは「令和の新時代を生きる子どもたちの心にも届く作品を描いていきたい」と話す。こどもの日の5日は、親子で楽しめる催しが盛りだくさんの企画「アートライブ」を開催。高校生以下は入館無料となる。 (梅村武史)

 今回の展示の目玉は、畳二枚大のキャンバスに描いた大作「包丁の使い方」。祖母と母から包丁の扱いを学ぶ子どもたちの姿を描いた。自身の子どものころの思い出という。

 百二十色の色鉛筆を何度も重ね合わせる色彩や光のグラデーションで昭和の台所の風景を表現。制作に四カ月を費やした。安藤さんは「包丁は便利な道具だが、使い方次第では危険で怖い物。日々の生活の中で母から娘へ孫娘へと受け継がれていくことの大切さを表現したかった」と語る。

 新作は十六点。正月二日の家庭行事だった「かきぞめ」、父親の象徴を描いた「麦藁(わら)帽子」、先祖に近況を報告した「墓まいり」など、いずれも人と人とのつながりを表現している。これまでの作品も含めて計三十一点を展示している。

 同美術館恒例のアートライブは午前十時〜午後三時、美術館前広場で開く。和太鼓やオカリナの演奏会、紙飛行機や風船で遊ぶ催しなどがある。午前十一時ごろ、佐野ブランドキャラクター「さのまる」も登場する予定。参加無料。

 新作原画展は九月一日まで。問い合わせは同美術館=電0283(67)1080=へ。

新作「墓まいり」

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