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【栃木】

「米作り農家の励みに」 「大嘗祭に県産米」喜び広がる

田植えのシーズンを迎え、苗が植えられた水田。「斎田」は県内から選ばれる=宇都宮市で

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 「新しい令和の時代の始まりに、本県が選定され光栄」。天皇陛下の皇位継承に伴う重要行事「大嘗祭(だいじょうさい)」に供えられるコメを栽培する「斎田(さいでん)」に13日、栃木県が京都府とともに選ばれ、県内には喜びの声が広まった。前回、斎田に選ばれた秋田県の関係者からも「いいおコメを育てて」とエールが送られた。 (北浜修、原田拓哉)

 宇都宮市でコシヒカリ、なすひかりを六ヘクタール経営する農業田丸浩久さん(53)方では、この日、田植えの真っ最中だった。

 昼すぎに発表された「決定」の報に「栃木に決まったことは、大変名誉なこと。自分たち米作り農家にとっても、励みになります」と驚きながらも歓迎した。

 福田富一知事は、同日午後一時半からの定例記者会見で、満面の笑みを浮かべながら「那須、日光連山を源として、水が良質で、各水系ごとに優良な水田が広がり、農家の方々が、勤勉に農作業し、生産している」と説明。「どこに持って行っても自慢のできる、おいしいおコメが県内各地でとれている」とアピールした。

 那須烏山市と那珂川町をエリアとするJAなす南(同町)の幹部職員は「テレビなどで知り、びっくりしている。光栄です」と驚いた様子。

 「もし、(斎田として)対応することになれば、その態勢の準備はしなければ」と意気込んでいた。

 一九九〇年の「大嘗祭」に向けた斎田となった水田がある秋田県五城目(ごじょうめ)町では、その後、これに由来する道の駅「悠紀(ゆき)の国 五城目」をつくった。

 二部宏文(にべひろふみ)副駅長(33)は「斎田に決まった栃木県は、秋田県同様、豊かな山林がある。素晴らしい自然があったからでは」と推測。

 斎田に選ばれた五城目の農家では秋田県が開発した「あきたこまち」をおさめたといい、二部副駅長は「重要な皇室の行事で用いられることは、コメのブランド化に大きな影響があるのはもちろんのこと、さまざまな相乗効果をもたらす」と指摘。「これからが大変でしょうが、いいおコメを育ててほしい。応援しています」と強調していた。

 

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