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【栃木】

カラフル「真岡木綿」をバッグやポーチに 真岡北陵高生徒ら商品開発

販売が始まった製品を紹介する真岡北陵高の生徒たち=真岡木綿会館で

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 真岡市の真岡北陵高校総合ビジネス科の生徒が、地域の伝統工芸品「真岡木綿」を帆布製のバッグやポーチに組み込んだ商品の開発を進めている。栃木市にある縫製業者に作ってもらった商品の販売が、真岡市の「真岡木綿会館」で始まった。生徒たちは若者や外国人にも手に取ってもらえるよう商品の改良を続けている。 (小川直人)

 商品は、丈夫な帆布製のトートバッグやポーチ、ペンケースなど。前面や側面にデザインのアクセントとして色とりどりの真岡木綿が使われている。価格は三千百〜一万三千九百円。

 会館は四月末にリニューアルオープンしたばかり。新たに木綿製品や特産品の販売スペースができたため、商品を陳列してもらえることになった。

 一つ一つ手作りのため販売数は少ないが、夏には新たな商品が完成する予定。生徒が考えたロゴマークも取り付けられるという。

 商品開発は、同科の三年生の課題研究として二〇一七年度に始まった。本年度は三年の男女十人が参加し、活動を引き継いだ。

 真岡木綿は高価なため、構想段階でデザインのアクセントに使うことを決めた。一八年度には縫製業者の協力が得られ、商品化に成功。使った八種類の木綿の中には、地域名産のイチゴにちなんで赤いものも選んだ。昨年十一月の同校の文化祭で初めて販売した。

 参加する伊東大樹さん(17)は「真岡木綿について詳しいことは知らなかったが、作るのも大変な貴重なものだと知った。商品を通して良さを広げ、地域にも貢献したい」と話す。

 今後は、高校生が使いたいと思うデザインに改良することや価格を抑える方法を探るという。外国人のニーズも探ろうと、聞き取り調査を計画している。

 商品開発と同時に、生徒たちは綿の栽培や木綿の製造工程も体験している。担当教諭の諏訪佳恵さんは「生徒の活動で多くの人たちに真岡木綿を身近に感じてもらえるようになれば」と期待している。

 

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