東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

身近な両生類 生息環境紹介 那須野が原博物館で企画展

企画展で展示されているサンショウウオの標本=那須塩原市の那須野が原博物館で

写真

 県内に生息する両生類を紹介する企画展「十三匹のカエルと五匹のサンショウウオ」が、那須塩原市三島の那須野が原博物館で開かれている。確認されている十三種のカエルと、五種のサンショウウオの標本、分布図などを展示している。六月三十日まで。

 両生類は脊椎動物の仲間で、皮膚がなめらか、粘液で湿っているなどの特徴がある。カエル、サンショウウオ、アシナシイモリの三つのグループに分類され、国内ではカエル、サンショウウオが分布する。アシナシイモリの生息域は、南米の熱帯地方が中心。

 企画展では、カエルのグループで、ウシガエル、ヌマガエルの二つの外来種を含めて十三種を紹介。ニホンアマガエル、トウキョウダルマガエルなど主に平地に広く分布する「田んぼガエル」と呼ばれる種や、山地を好むナガレタゴガエルなどを生息環境の写真と合わせて展示している。

 平地でよく確認されたアズマヒキガエルは、開発などにより生息域が狭まりつつあるという。

 一方、サンショウウオのグループでは、四種のサンショウウオとその仲間のアカハライモリが暮らす。

 ハコネサンショウウオなど山地の渓流のイメージが強いが、トウキョウサンショウウオのように、平地を生息域とする種もある。

 水田の周囲に整備されるコンクリートの水路などにより、両生類の生息環境は悪化しているが、アライグマ、アメリカザリガニなどの外来種に捕食されているケースが多いことも解説している。学芸員の近藤慧(あきら)さんは「カエルなどは身近な存在だが、十八種を一堂に集めたことで、さらに関心を持ってもらえれば」と話す。

 月曜休館。入館料は一般三百円、高校・大学生二百円、小・中学生百円。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報