東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

猫の悲劇 繰り返すな 宇都宮のペット情報誌 正しい飼い方紹介

「とちポチとちタマ」5月号を手にする深沢社長=宇都宮市で

写真

 宇都宮市の出版・広告業「ビジュアル」が発行しているペット情報誌「とちポチとちタマ」が、今月号の特集で、猫の正しい飼い方を掲げる県の取り組みを紹介している。県内では、年間6000匹の猫が交通事故などで命を落としている。特集記事では、猫の妊娠・出産の生態や室内飼養の原則などを呼び掛けている。 (原田拓哉)

 「とちポチとちタマ」は二〇一二年に、県内唯一のペット情報誌として創刊した。毎年五月に定期発行し、これまでペットホテルやドッグランなど、犬や猫の飼い主向けに、さまざまな情報を提供してきた。

 A5判サイズで動物病院や、ペットショップなどで無料配布している。発行部数は五万部。

 今月号の特集は、県動物愛護指導センターが推進する「適正飼養4S運動」。

 適正な不妊去勢手術を進める「飼養頭数のコントロール」、最後まで責任を持つ「終生飼養」、首輪などに迷子札などを付ける「所有者明示」、近隣トラブルを避けるためなどの「室内飼養」で、これら四つの頭文字「S」から取った運動だ。

 特集を掲載した背景が、繁殖能力の高さにより、多くの猫たちが道路上で死んでいること。殺処分件数は年々減少傾向で一七年度は百九十五匹だったが、死体の収容数は年間六千匹を前後し、多い年では七千匹を数えるという。

 同センターなどによると、雌猫は生後半年ほどで繁殖能力が備わり、一匹が一年間に二十匹以上生むこともある。

 「とちポチとちタマ」では、捨てられたり、迷子になったりして同センターに収容され、里親に引き取られたケースも紹介している。ホームページには、迷子を紹介するコーナーも掲載している。

 同社の深沢明子社長は「六千もの猫が命を失う現状を知ってほしい。猫を飼おうとするなら、ペットショップではなく、猫の命を優先させる意味からも、里親になって」と訴える。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報