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【栃木】

平和教育の象徴に 上皇さま、疎開のホテル 「ましこ悠和館」リニューアル

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 上皇さまが皇太子時代に疎開されていた「旧南間ホテル」が、益子町で平和を学べる宿泊施設「ましこ悠和館」=写真=に改修され、12日、開館式が開かれた。終戦を伝える玉音放送を上皇さまが聞いたとされる「御座所」や当時の新聞などを展示する「平和ギャラリー」が13日から一般公開される。 (原田拓哉)

 町によると、ましこ悠和館は木造二階建てで延べ床面積約六百平方メートル。御座所は、上皇さまが十一歳のときに玉音放送を聞いたという二階の角部屋で、あらためて放送を流したり解説文を展示したりしている。平和ギャラリーでは、疎開中の上皇さまや、終戦時の写真などのパネルを展示している。一般公開を前に、地元関係者らが見学した。

 旧南間ホテルは元々、奥日光にあった。営業終了後の一九七三年、益子町の窯元が譲り受けて同町内に移築。宿泊施設やイベント会場などに利用されてきたが、維持管理が困難になり、二〇一六年に町に寄贈された。

終戦の様子などを紹介する「平和ギャラリー」=いずれも益子町で

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 町は約二億円をかけて改修する一方、外観や御座所は、ホテル時代の面影を残した。

 宿泊用の五部屋もリニューアルした。宿泊施設としての開業は今夏に予定している。

 開館式典では、テープカットなどでこの日を祝った。高円宮妃久子さまや長女承子さまも出席した。

 町観光商工課の福田浩一課長は「ましこ悠和館を訪れ、平成の時代に戦争のない平和国家が築かれたことを感じてもらいたい。平和教育の場としても活用していきたい」と話している。

玉音放送について学べる「御座所」

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