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【栃木】

よしずの出荷、ピーク 渡良瀬遊水地産 丈夫、風通しよし

よしず作りに追われる松本八十二さん(左)ら=栃木市で

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 本格的な夏の訪れを前に、日よけや風よけに使われるよしずの出荷が、栃木市藤岡町部屋の松本八十二(やそじ)さん(77)方で最盛期を迎えている。丈夫で長持ち、風通しも良いことから国産よしずは近年、再評価され、供給が追いつかないほど。忙しさは梅雨明けまで続くという。

 部屋地区は本州最大のヨシ原が広がる渡良瀬遊水地を抱える。三十年以上前は百軒近くがよしず作りに従事していたが、安価な中国産に押されて現在は松本さん方のみになった。

 冬に収穫したヨシを乾燥させて選別、皮むきし、専用の機械で編み込む。縄は丈夫なヤシ科の植物シュロを使用。皮むきや最後の仕上げは職人による手作業だ。

 松本さんは「うちはヨシを連結せず、一本で仕上げるので強い。隙間も大きいので風がよく通る」と胸を張る。家族とアルバイトの女性五人で手分けして作業に当たっているが、全員六十五歳以上と高齢化し、後継者もいないのが悩みという。

 出荷するのはシイタケ栽培などに使われる業務用から学校、家庭向けなどさまざま。長さは一・八〜三・六メートルと幅がある。原則受注生産。問い合わせは松本さん=電0282(67)3070=へ。 (梅村武史)

 

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