東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

日本画から聞こえる初夏の音 さくらで企画展 巨匠・松尾敏男さんら30人60作品

会場に展示されている松尾敏男さんの大作「鳴門」=さくら市で

写真

 現代日本画を代表する作家や、気鋭の作家たちの作品を集めた企画展「初夏の音展〜日本画の魅力〜」が、「さくら市ミュージアム−荒井寛方記念館−」で開かれている。日本美術院の前理事長を務めた日本画壇の巨匠、松尾敏男さん(1926〜2016年)や松尾さんを師事した院展同人ら約30人の画家たちの60点を展示している。7月21日まで。 (原田拓哉)

 松尾さんの作品は、ヨーロッパシリーズで知られる伊・ベネチアの聖堂を描いた「月輝く古都」や渦潮をテーマにした「鳴門」の大作などを紹介。「ボタンの名手」の異名もあり、毎年訪れていた福島県の「牡丹(ぼたん)園」のスケッチも楽しめる。

 松尾さんは、「仏画」で知られる荒井寛方と面識はないが、院展などを通じて寛方を身近に感じており、同ミュージアムの二十周年には「寛方ゆかりの土地で」と記念講演を開いた縁がある。

 院展同人では、山寺が通称の山形県の「立石寺」を描いた斎藤満栄さん、水辺に降りたオシドリなどを題材にした那波多目功一さんの「河原に憩う」など、日本画界をリードする四人が出展。

 気鋭の作家たちは、「無名会」を結成して活動する若手からベテランたちで、日本美術院では同人たちに続く存在でもあるという。

 大木礼子学芸員は「日本画はなじみが薄く、敷居が高いと言われるが、作品の音を想像することで、作家の感性なども感じ取ってもらえれば」と説明している。

 入館料は一般六百円、高・大学生四百円、小・中学生二百円。休館日は月曜日(七月十五日は開館)、第三火曜日。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報