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【栃木】

県議選、投票率調査 20代前半8割棄権 世代間で大きな差

宇都宮市体育館で行われた4月の県議選の開票作業=宇都宮市で

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 四月に投開票された県議選は、七十代前半の約六割が投票した一方、二十代前半の八割近くが棄権し、世代間で投票率に大きな差があったことが県選挙管理委員会の調査で分かった。全世代平均の投票率は40・44%だったが、二十代前半で投票した人の割合はその半分の水準にとどまった。 (高橋淳)

 十六選挙区のうち無投票となった足利市など六選挙区を除く十選挙区で、六百二十七の投票区から十七を抽出し、その結果から年齢別の投票率を推計した。

 調査結果によると、若年層は総じて全世代平均を下回った。最も低かったのは二十代前半の22・98%。次いで低い順に二十代後半25・42%、三十代前半27・52%が続いた。選挙権年齢の引き下げで初めて県議選の投票権を得た十八〜十九歳は、三十代前半の次に低い29・00%だった。

 一方、六十代、七十代はいずれも50%を超えた。最も高かった七十代前半は59・01%を記録し、七十代後半が56・76%で二番目に高かった。

 県選管によると、年齢が高くなるにつれて投票率が上がる傾向は、国政選挙や知事選と同様。二〇一六年の知事選の全世代平均は33・27%だったが、このうち二十代前半は15・39%にとどまり、四月の県議選と同じく年齢層別で最低だった。最も高かった七十代前半は46・80%で、30ポイント以上の差がついた。

 低投票率は選挙の種類や世代を問わずに近年目立っている。県選管は特に若年層の投票率アップを以前から課題と捉えており、四月の県議選のように、二十代が十代より棄権率が高いことに着目している。担当者は「高校生ら十代は学校での主権者教育や啓発活動を通じて選挙を身近に感じる機会が比較的あるが、卒業後はそれがなくなり、投票から一層遠のいてしまうのではないか」と話す。今後、対策を検討するという。

 四月の県議選の投票率は前回を3・70ポイント下回り、過去最低だった。県議選の投票率は一九七五年以降、十二回連続で下落した。

 

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