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【栃木】

生きる元気、あふれる 宇都宮で高齢者、障害者の絵手紙展

出品する絵手紙を手にする中山さん(右)と小久保さん=宇都宮市で

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 宇都宮市などの高齢者や障害者が描いた絵手紙の展示会が、二十日から二十二日まで、同市明保野町の市文化会館で開かれる。百歳を超えるお年寄りや特別支援学校の生徒ら六十五人の約五百点が並ぶ。個性豊かで「生きる元気」がにじむ力作ぞろいだ。 (原田拓哉)

 展示会は「小久保治子と仲間たちによる作品展」。日本絵手紙協会の公認講師で同市の小久保治子さん(72)の受講生たちが出品している。

 小久保さんは県立聾(ろう)学校、県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園の部活動、デイサービスたからぎなどで毎月二回、講座を開いている。

 展示会の作品は「自分で光れ」をテーマに、「一年後の私」を描いたものが大半。大きさは一般的なはがきから縦一・二メートル、横一・八メートルの特大サイズまでさまざま。

 県立特別支援学校三年生で手の指に不自由がある生徒は「たっきゅうをがんばる」の文字に、きれいなサクラソウ、菜の花を添えている。

 デイサービス施設に通う百四歳になるお年寄りは、パンジーとともに「とび起きる 春を感じて飛び起きる」と力強い言葉を書いている。このほか、改元に合わせ、全員が「令和」の文字をあしらった作品を出した。

 足首の異変を感じて、リハビリ中に絵手紙と出合ったという中山益(ます)子さんは「一人暮らしの人に作品を届けたときに、『うれしい』と言って部屋に飾ってくれたのが出発点」と話す。

 小久保さん自身も、薬の影響で難聴となり、五十歳を過ぎたころから、聴力が衰えた。小久保さんは「素直で素朴な作品ばかり。高齢者や障害者が手掛けた作品から、生きる元気が伝わるはず」と話し、来場を呼び掛ける。

 展示会は二十日午後一〜五時、二十一日午前十時〜午後五時、二十二日午前十時〜午後三時。

 

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