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【栃木】

佐野の寺岡糸店など7件 国の有形文化財に

寺岡糸店の店舗と大門について話す6代目代表の寺岡恭一さん=佐野市で

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 国の文化審議会は十九日、佐野市天明町の寺岡糸店の店舗など五件と、那須塩原市石林にある乃木神社の本殿と拝殿を、登録有形文化財(建造物)にするよう柴山昌彦文部科学相に答申した。

 寺岡糸店は一八八五年創業。約八百七十五平方メートルの敷地にある明治〜昭和初期の店舗、主屋、文庫蔵、石蔵の計四棟と大門一基が登録される見通しとなった。職人の技巧がちりばめられており、当時の織物業の繁栄を伝える先進的な地方建造物と評価された。

 店舗は、街道南に面した木造二階建てで和洋折衷造り。東側には大門が接して立ち、重厚な店構えとなっている。主屋は木造二階建てで数寄屋造り。石蔵は大谷石積みで、原糸の貯蔵に使われていた。

 同店六代目代表の寺岡恭一さん(88)は「先人から受け継いだ遺産なので大切に維持してきた。将来は市民に広く公開したい」と話している。

 乃木神社は一九一五(大正四)年に建立され、乃木希典夫妻をまつる。本殿、拝殿ともに、建築家で県技師の大江新太郎が設計した。夫妻をまつるにふさわしく静かかつ穏やかで、地域の景観づくりに寄与したことなどが評価された。

 今回の七件を加え、県内の登録有形文化財(建造物)は二百四十六件になる。 (梅村武史、北浜修)

乃木神社本殿=那須塩原市で(県教育委員会提供)

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