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【栃木】

「栃木では中止ないように」知事会見 「表現の不自由展」 外部圧力に懸念示す

行政イベントが、外部圧力で中止される事態へ懸念を示す福田富一知事=県庁で

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 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止されたことに関し、福田富一知事は六日、「栃木県政では、圧力に屈して中止することはないようにしなくては」と強調。行政のイベントが外部圧力により中断される事態は、回避されなければならないとの見解を示した。

 この企画展には、元従軍慰安婦を象徴した少女像が出品され、放火予告を含む抗議が多数寄せられたとして、四日から展示が中止されている。

 福田知事は定例会見で「栃木県で同じような催し物を行った時にはどうすればいいのかと考えながら、昨日(五日)テレビをみていた」と説明。

 「中止することがないようにするためには、(展示)内容が大切だということになる。それらも含めて十分検討した上で(展示した以上は)、仮に反対を唱える人があっても、その人の言い分を聞いて途中で止めるということはあってはならない」と語った。

 同企画展を巡っては、名古屋市の河村たかし市長が少女像に対し「日本国民の心を踏みにじるもの」と批判。「十億円も税金を使った場所で展示し、あたかも公的にやっているように見える」として芸術祭の実行委員会会長を務める愛知県の大村秀章知事に展示中止を求めた。

 河村市長の姿勢に対し大村知事は「表現の自由を保障した憲法二一条に違反する疑いが極めて濃厚ではないか」と批判している。

 こうした意見対立について、福田知事は「お互いに言い分はあると思った」との見方を示した。 (北浜修)

 

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