東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

もっと若者向け模擬投票を 「とちぎ選挙ユースサロン」が会合

投票につながる環境づくりについて意見交換する若者たち=宇都宮市で

写真

 県内の若者たちが、政治や選挙、地域の課題などをテーマに意見交換して、投票率向上につながる啓発活動などを検討する「とちぎ選挙ユースサロン」の会合が県庁であり、4月の県議選や7月の参院選について意見交換した。両選挙とも投票率は低迷しており、投票日や投票所のあり方、啓発方法など、投票所に足が向く環境づくりを話し合った。 (北浜修)

 選挙ユースサロンは、県選挙管理委員会が開いた。県内の若者らが、投票率向上に向けて、選挙啓発のアイデアや企画などを提案する活動で、メンバーは十八歳〜三十代まで約四十人。本年度三回目の会合が二十二日夜にあり、十一人が参加した。

 選管側が、県議選の投票率は40・44%と過去最低で、参院選(栃木選挙区)が44・14%と過去二番目の低さだったことを説明。さらに県議選を年齢別で調べた投票率では、二十代前半(二十〜二十四歳)が22・98%と最も低く、全世代平均(40・44%)の半分の水準にとどまっていることも報告した。これを受けて若者らは二つのグループに分かれて話し合った。

 若者らは「そもそも投票日を知っている人が少ない」と、同世代における関心の低さを指摘。その上で「投票日が日曜だと『ゆっくりしたい』『休みたい』という人が多いのでは。平日を投票日にできないのか」「投票所が少ない。スーパーや病院などに投票所があり、何かのついでに投票できる環境があれば」などの提案も出た。

 学校などでの主権者教育の拡充を求める声もあり、「若者向けの模擬投票の機会を増やして」「受験で忙しくなる高校三年ではなく、一、二年から選挙を考える場があれば」などの希望も出た。これに対して県選管の担当者は「選挙の周知と啓発、投票しやすい環境づくりを引き続きやっていく」と応じた。

 終了後、メンバーの一人で、参院選を前に県選管が制作した投票を呼び掛けるラジオCMに出演した小山市の大学生、菅原健哉さん(21)は、低投票率の結果に「悔しい」とひと言。あらためて「選挙に行こうと言っても、すぐに結果が出るわけではない。この活動を続けたい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報