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【栃木】

「高根沢のみなさんの誇りに」 大嘗祭の斎田に石塚さんの田

大田主に決まりあいさつする石塚毅男さん=宇都宮市で

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 皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」で使う新米を収穫する「斎田(さいでん)」が高根沢町に決まった十八日、所有者である「大田主(おおたぬし)」の石塚毅男さん(55)は宇都宮市内で記者会見し、「光栄です。高根沢のみなさんが誇りに思ってくれる」と喜びをあらわにした。首長らもコメントを出し、歓迎の声が広がった。 (北浜修、小川直人)

公表された斎田(白線内)=高根沢町で、本社ヘリ「あさづる」から

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 石塚さんは同日午後四時からの記者会見で、「令和の代替わりに、大田主に選ばれたことは誇り。県の稲作のチャンスととらえ、微力ながら全身全霊で取り組む」と決意を述べた。

 この日から自宅周辺などで警官による警備が厳しくなったと言い、「ものすごいことを引き受けてしまったなという気持ち」と率直な心境も語った。

 JA栃木中央会と、高根沢町を管内とするJAしおのやの幹部も同席した。

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 JA側の説明によると、石塚さんは代々のコメ農家に生まれ、二十歳で就農。コメづくりの技術に優れ、水稲面積が計約二十五万六千平方メートルの大規模農家。若手農業者の指導など、地域のリーダーとしても活動することなどから、白羽の矢が立った。八月下旬に幹部が本人へ依頼したという。

 石塚さんは、家族らとも相談した上で「身に余る評価をいただいたと思い、お受けした」と振り返った。

 農家としての姿勢を聞かれ、石塚さんは「農業は自分が手をかければかけただけ返ってくる。食べ物を作るということに、やりがいを感じている」と応じた。

 農地について「鬼怒川から清らかな水が来て、土地もよく好条件に恵まれている」と説明。大嘗祭で使われる銘柄「とちぎの星」の作柄については「順調だ。質はよいと思う」との見方を示した。

 斎田の儀式に向けて「不安だらけだが、精いっぱいやらせていただければ」と話した。

 

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