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【栃木】

高根沢町にエール 歴代斎田8市町 都内で「ゆき・すきサミット」

ゆき・すきサミットの最後に、手をつなぐ各元号の斎田関係者たち=いずれも東京都渋谷区で

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 明治から平成まで、皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」で使う新米を収穫する「斎田(さいでん)」に選ばれた全国八市町の関係者が初めて一堂に会する「ゆき・すきサミット」が二十一日、明治神宮会館(東京都渋谷区)であった。令和の斎田は、高根沢町と京都府南丹市に決まっており、主催者からは「両市町を加えて開催を」との声も上がった。 (北浜修)

 皇室行事などに詳しい京都産業大の所功(ところいさお)・名誉教授が委員長を務める実行委員会が、歴代斎田に選ばれた各地の関係者の交流を目的に開いた。

基調講演を行う京都産業大の所功名誉教授

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 大嘗祭では、東西日本の代表として悠紀(ゆき)と主基(すき)の両国から斎田が選ばれる。

 歴代の悠紀斎田から甲府市(明治)、愛知県岡崎市(大正)、滋賀県野洲市(昭和)、秋田県五城目町(平成)。主基斎田からは千葉県鴨川市(明治)、香川県綾川町(大正)、福岡市(昭和)、大分県玖珠町(平成)の計八市町関係者ら約二百人が集まった。

 所名誉教授は、大嘗祭について「土地を耕し、自然から賜った収穫に感謝するという日本人の根本にある耕す文化を担っている」と説明。その上で「明治から平成まで斎田に選ばれた地域の方々の苦労は大変だったが、これほど名誉なことはない」と、歴代斎田の関係者らをたたえた。

 八市町の関係者らが登壇したシンポジウムでは、平成の悠紀斎田(秋田県五城目町)の所有者である「大田主(おおたぬし)」の伊藤容一郎さんが「私自身、無我夢中だったが、地域のみなさんに助けられた」と当時を振り返った。

 「令和の斎田が決まり、私の役目は終わったなと感じる。(マスコミの)取材が毎年のように来て、平成の三十年はあっという間だった」と率直な感想も語った。

 終了後、所名誉教授は本紙などの取材に応じ、高根沢町が斎田に選ばれたことに「栃木県では東日本の代表として(関係者が)準備をされていると思う。おめでとうございます」とエール。「来年以降は栃木、京都の市町も加えてサミットを開きたい」と期待した。

 このほか鴨川現代バレエ団(千葉県鴨川市)が、「稲」などをテーマにしたステージも披露。台風15号被害で、十分な練習ができない中、苦労を重ねながら参加にこぎつけたことも紹介された。メンバーらが華麗に踊ると、場内から大きな拍手が起きていた。

稲を手に踊りを披露する鴨川現代バレエ団

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