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【栃木】

佐野ラーメンの店主になろう 佐野市 移住&起業を支援

「佐野らーめん」をすする「さのまる」

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 佐野市は郷土の名物「佐野らーめん」のブランド力をフル活用した移住促進プロジェクトを始める。移住時のポイントとなる「職」をラーメン店経営に特化し、伝統技法の「青竹打ち」などを学ぶための修業店あっせんや経営ノウハウの伝授、店舗探しなど幅広くサポート、人気ラーメン店主として末永く定住してもらう狙い。受け入れ態勢が整う来年早々にも起業希望者の募集を始める予定だ。(梅村武史)

 「佐野ならではのラーメンに焦点を絞って、店の開業と移住を支援していきたい」と、岡部正英市長は力を込める。札幌、博多、喜多方などと並ぶ有名ご当地ラーメンを持つ強みを生かすアイデアだ。

 市内のラーメン店は約百五十店あり、人気店は週末、長い行列ができる。本場の味を求めて、わざわざ市外、県外から訪れる客が多いという。佐野ブランドキャラクター「さのまる」は、丼をかたどったかさをかぶり麺の前髪が額にかかるなど、「佐野らーめん」は地元の名物としても愛されている。定住促進を進める市総合戦略推進室は「佐野らーめんは地域性が強い。佐野に定住し、激戦区で腕をみがくことが成功への近道」と説明する。未経験者歓迎という。

 大きな竹を使って麺の生地を延ばす伝統の技法「青竹打ち」は市周辺で受け継がれ、深い味わいと透明感のラーメンスープは地元、出流原弁天池の湧水を使った市の水道水だから出せるとの指摘もある。

 市は、プロジェクトのコーディネーター役を民間事業者から公募中で、十月中旬に決定する予定。採用された事業者は、市の企画に沿った移住・創業をサポートする組織の設立、プロジェクトのPR、見学会、体験ツアーなどを開催する。

 プロジェクトは、国の地方創生推進交付金を活用した三カ年事業。移住・創業者の募集は来年になる見込みで、ホームページなどで募集する。問い合わせは市総合戦略推進室=電0283(20)3012=へ。

 

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